2019-01-01から1年間の記事一覧

資本論第1部 第21章 単純再生産の解説

資本論第1部 資本の生産過程 第7篇 資本の蓄積過程 第21章 単純再生産 第21章単純再生産の解説。 まず資本の蓄積過程の分析を始めるにあたり、マルクスは議論の前提を明示する。 蓄積過程の純粋な分析のために、 その内的営みを一切覆い隠す現象を無視する必…

資本論第1部 第20章 労賃の国民的相違の解説

資本論第1部 資本の生産過程 第6篇 労賃 第20章 労賃の国民的相違 国民文庫版では第3巻にあたる。 第20章労賃の国民的相違の解説。 労賃の国際比較の前提。 労働力の価値の大きさの変動を規定するすべての契機を考慮しなければならない。 全ての契機とは以下…

資本論第1部 第19章 出来高賃金の解説

資本論第1部 資本の生産過程 第6篇 労賃 第19章 出来高賃金 資本論第1部、第19章、出来高賃金の解説を致します。 出来高賃金は、時間賃金の転化形態である。 つまり労働力の価値の現象形態が時間賃金であり、 時間賃金は出来高賃金の転化形態である。 例えば…

資本論第1部 第18章 時間賃金の解説

資本論第1部 資本の生産過程 第6篇 労賃 第18章 時間賃金 国民文庫版では第3巻に該当します。 そもそも、賃金つまり労賃自体は、労働力の価値の現象形態である。 労働力の価値(交換価値)とは、3つの要素によって決まる。 3つの要素とは、 ⑴労働者自身を養う…

資本論第1部 第17章 労働力の価値または価格の労賃への転化の解説

資本論第1部 資本の生産過程第6篇 労賃 第17章 労働力の価値または価格の労賃への転化 資本論 (2) (国民文庫 (25)) 作者: カール・マルクス,岡崎次郎 出版社/メーカー: 大月書店 発売日: 1972/03 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を含むブログを見る …

資本論第1部 第16章 剰余価値率を表す種々の定式の解説

資本論第1部 資本の生産過程第5篇 絶対的および相対的剰余価値の生産 第16章 剰余価値率を表す種々の定式 資本論 (2) (国民文庫 (25)) 作者: カール・マルクス,岡崎次郎 出版社/メーカー: 大月書店 発売日: 1972/03 メディア: 文庫 クリック: 2回 この商品を…

資本論第1部 第15章 労働力の価格と剰余価値との量的変動の解説

第15章 労働力の価格と剰余価値との量的変動 資本論第1部 資本の生産過程第5篇 絶対的および相対的剰余価値の生産第15章 労働力の価格と剰余価値との量的変動 資本論 (3) (国民文庫 (25)) 作者: カール・マルクス,岡崎次郎 出版社/メーカー: 大月書店 発売日…

資本論第1部 第5篇 第14章 絶対的および相対的剰余価値の解説

資本論第1部 資本の生産過程第5篇 絶対的および相対的剰余価値の生産第14章 絶対的および相対的剰余価値 資本論 (3) (国民文庫 (25)) 作者: カール・マルクス,岡崎次郎 出版社/メーカー: 大月書店 発売日: 1989 メディア: 文庫 クリック: 1回 この商品を含む…

資本論第1部 第4篇 第13章 第10節 大工業と農業の解説

第10節 大工業と農業 資本論第1部 資本の生産過程第4篇 相対的剰余価値の生産第13章 機械と大工業第10節 大工業と農業 資本論 (2) (国民文庫 (25)) 作者: カール・マルクス,岡崎次郎 出版社/メーカー: 大月書店 発売日: 1972/03 メディア: 文庫 クリック: 2…

2018年の金価格 総供給量が減る兆しはまだない  

ワールドゴールドカウンシルの金の需給に関するレポートが年に4回出る。 それを元に解説する。 金価格分析においてはまず重要なのが総供給 ざっくり4000トン。 その内訳は 鉱山から3000トン で リサイクルが1000トン。 金投資をする上で大事な指標が総供給…

資本論第1部 第4篇 第13章 第9節 工場立法(保健・教育条項) イギリスにおけるその一般化の解説

資本論第1部 資本の生産過程第4篇 相対的剰余価値の生産第13章 機械と大工業第9節 工場立法(保健・教育条項) イギリスにおけるその一般化 第9節工場立法(保健・教育条項) イギリスにおけるその一般化について解説する。 この節では、 イギリスにおいて工場立…

資本論第1部 第13章第8節大工業によるマニュファクチャ、手工業、家内労働の変革の解説

[] 資本論第1部 資本の生産過程第4篇 相対的剰余価値の生産第13章 機械と大工業第8節 大工業によるマニュファクチャ、手工業、家内労働の変革の解説 第8節大工業によるマニュファクチャ、手工業、家内労働の変革は a - e に分かれている。 a: 手工業と分業…

資本論第1部 資本の生産過程 相対的剰余価値とは何か?

相対的剰余価値とは何か? 機械化などにより、生産効率を上げることにより、同じ労働時間で多くの商品の生産が可能になる。 すると、労働者自身を再生産するのに必要な価値量である必要労働時間が低下する。 結果的に、必要労働と剰余労働の割合でいうと、剰…