2018-01-01から1年間の記事一覧
「第13章7節 機械経営の発展に伴う労働者の排出と吸引 綿業恐慌」について 全体の中での位置付けとしては、 資本論第1部 資本の生産様式第4篇 相対的剰余価値の生産第13章 機械と大工業 その中の第7節の要約を書きます。 要点を5点でまとめた。 ⑴ 機械の増…
資本論第一部資本の生産過程 第4篇相対的剰余価値の生産 第13章機械と大工業 第6節 機械によって駆逐される労働者に関する補償説 要約を書きました。 ⑴ 機械は失業者を生み出すのは事実 ブルジョワ経済学のミルやマカロックの主張。 機械の普及による失業は…
マルクスの資本論第1巻第4篇13章第5節の要約と所感です。 第1巻のタイトルは資本の生産過程。 第4篇は、相対的剰余価値の生産。 13章は、機械と大工業。 第5節は、労働者と機械の闘争。 この節は書かれていないけど(前の章などには書かれている)、話の大…
以下、参照文献は、橋爪大三郎の『フリーメイソン』。 大変よく書けている本だ。 フリーメイソンは、簡単に言うとキリスト教の理神論をベースにした親睦団体だ。 キリスト教とは、ユダヤ教から派生した一神教だ。一神教では、神さまは一つだけ。多神教のよう…
中国旅行で思ったこと。 安宿最高。 北京で安宿に泊まった。 一時期は、カウチサーフィン(これは無料)などもやっていたが、現在ではやっていない。 経験上、カウチサーフィンは当たり外れがややあり、それはレビューからは見えにくいことだったりする。 今回…
中国史の分野で 定評のある岡本隆司先生の『中国の論理』。 おすすめです。 ⑴中国を理解の核心に儒教あり 「怪力乱心を語らず」 儒教には、およそ超越的なところがない。 極端にはしらない、中庸が最大の徳目である。 儒教は中庸を尊び、神秘化は論外。 …
今回の記事は、哲学に興味のある方向けです。 ギリシャ哲学の入門書として大変優れた本だ。 西洋古代哲学は主に4つの時代に区分に分けられる。 ⑴ 初期ギリシャ (ソクラテス以前)、6世紀初めから5世紀 タレス、ピュタゴラスなど ⑵古典期ギリシャ、前5世紀…
『アフタービットコイン』中島 真志 仮想通貨とブロックチェーンに関する包括的な知識が得られる。 この分野では今所のこの本が一番良さげか。 優れている点。 各国の中央銀行や民間銀行のブロックチェーンをつかった取り組みがわかりやすく紹介されている。…
相対的剰余価値を概念を説明します。 ⑴資本主義は私有財産をベースした自由競争経済 ⇩ ⑵不断の競争により、生産力の増進 ⇩ ⑶労働者の生活手段の低価格化による労働力商品の価値を低下。 賃金水準は、①自分自身を維持するコスト、②家族を養うコスト、③スキル…
「正義」に関する講義の要約 第1回(17年3月)では、普遍的な倫理は存在するか議論した。婚姻前に妊娠してしまったことから名誉殺人に処せられる寸前で助け出されたヨルダンの女性の話から、倫理観の相対性と普遍性を考えた。名誉殺人は必ずし普遍的な悪とは見…