資本論第1部 第10章 相対的剰余価値の概念
相対的剰余価値を概念を説明します。
⑴資本主義は私有財産をベースした自由競争経済
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⑵不断の競争により、生産力の増進
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⑶労働者の生活手段の低価格化による労働力商品の価値を低下。
賃金水準は、①自分自身を維持するコスト、②家族を養うコスト、③スキルアップ、教育費の3つで決まるから、生活手段の価格が低下したら、労働力商品の価値は低下する。
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⑷必要労働時間(=労働力商品の価値)の短縮による剰余労働時間の相対的な増大
となります。
生産性が上がることで、M(剰余労働)/V(必要労働)の比率で、必要労働の部分が低下するので、剰余価値率が上昇するのです。
【資本論の全体像】
第1巻 生産過程
第2巻 流通過程
第3巻 1、2巻の理論がどう現実の中で顕在化するかを記述。